水中生物

メバルに新種?

先日、お魚博士で有名な『さかな君』の環境講演会を聞いてきた。

さかな君は相変わらずのハイテンションな話し方で身振り・手振りを交え会場の皆さんと一体感を持った感じで楽しく聞かせてもらった。

内容的には魚を題材にした環境保全促進で子供達が多かったので、噛み砕いた分かりやすい内容だった。

その中で興味深い話があった。

我々ダイバーがよく目にする『メバル』に新種が発見されたとのことだ。

いや、新種と言うよりは標準和名のメバルを細かく3種類に分けた地行った方がわかりやすい。

3種類とはこうだ。

アカメバル  胸鰭軟条:15本 臀鰭軟条:7~8本 全体に赤っぽい(俗称 アカメバル、キンメバル)

クロメバル  胸鰭軟条:16本 臀鰭軟条:7本  全体に黒っぽい(俗称 アオメバル)

シロメバル  胸鰭軟条:17本 臀鰭軟条:8本  全体に金色っぽい下地に茶褐色の紋様で胸鰭が茶色っぽい(俗称 クロメバル)

ただし、大型になると模様や色が変わるらしく胸鰭や臀鰭の軟条を数えるしかないが、釣ったお魚なら数えることができるが、ダイバーには無理だろう。

今まで俗称がアカメバルはそのままでいいが、今までアオメバルがクロメバルにクロメバルがシロメバルと呼ばなくてはならないことだ。

かなりややこしいことになった。

私の図鑑にも上記3種は掲載されていないが、他の種類としてトゴットメバル、ウスメバル、エゾメバル、ヨロイメバルなどが載っている。

皆さんにはこの写真のメバルがどれになるか分かるだろうか?

Photo

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昆布のネバネバが新型インフルエンザに効果あり?

 昨年大流行した新型インフルエンザですが、インフルエンザの特効薬であるタミフルも効果がなく日本中が混乱しました。

 そんな新型インフルですが、最近、昆布に含まれる『フコイダン』という物質に効果が期待できそうだとの研究発表があった。

 そもそも昆布にはいくつかの種類がある。

 みついし昆布 : 日高地区を中心に採れ日高昆布の名称で知られ一般家庭用のだし昆布として煮上がりが早く柔らかいので惣菜用やこんぶ巻きなどに使われる。

 ま昆布 : 北海道道南地区を中心に採れ昆布の中でも高級品昆布で出し昆布や塩昆布おぼろ昆布や昆布〆めなどに使われる。

 りしり昆布 : 利尻 礼文島を中心に生産され出し汁が透明で風味がよく吸い物用出しなどに利用される。

 らうす昆布 : 羅臼を中心とした知床半島沿岸で採れ色は褐色で葉が大柄で厚みが薄くその出し汁の濃いことから昆布の最高級品とされ出し昆布やおやつ昆布又は塩昆布用として比較的用途が広い。

 そして今回注目されているのが『がごめ昆布』である。 がごめ昆布は北海道南部函館近海で生育しており、特徴として葉の表面に雲紋状の凹凸が見られ、これが『篭の目』に似ていることから『がごめ』と呼ばれるようになったらしい。

Ph_1_2  がごめ昆布にはぬめり成分である『フコイダン』が多量に含まれ、この『フコイダン』はガン細胞を自己消滅させる作用や花粉症などのアレルギー抑制作用は以前から知られていた。

 新型インフルエンザの薬としては、今年1月に製造販売が承認された新薬ラピアクタ(一般名ペラミビル)がタミフルに耐性がある抗体には効果がないことが分かったようで、『フコイダン』は今後期待が出来ると思います。

 『フコイダン』は沖縄のモズクにも含まれているらしく、ネバネバ系食物大好きの私は納豆、山芋、オクラ、モロヘイヤと共に6種混合ネバネバ丼にいつか挑戦してみたいと思います。

 ところで、昆布から『フコイダン』を抽出してインフルエンザの薬にすることは生態系サービスの恩恵を受けることですね。 今年は名古屋で生物多様性条約の締約国会議(COP10)が開かれますが、我々ダイバーは生物の多様性を常に頭の隅に置きながらダイビングを楽しみたいですね。

 

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メバルの考え事

 ダイバーの皆さんにお馴染みのメバルは、日本各地、特に北日本でよく見られカサゴと同じで煮付けにするととても美味しいお魚です。大型の魚はお刺身でも大変美味しいです。

 メバルの名前の由来は、ご存知のように目が球状に張り出して大きいため、『眼張る』から『メバル』と呼ばれるようになったようです。

 よく釣りに来ているおじさんに『メバルいる~』なんて聞かれることもありますね。 そんな時は、『メバルもカサゴもいっぱいいるよ~』って答えることにしています。 だって、どこの海でもいつも沢山いますからね。 でも、釣り人のおじさん達はあまり釣れないようです。

 ダイビング中に見かけるメバルは、いつも体を斜め上に向けて何か考え事をしているように見えます。 カサゴも岩の上で何か考え事をしているようにジッとしていますね。(おそらくどちらも考え事をしているんじゃなくて、餌を待っているのだと思いますが・・・)

 伊豆でダイビングをしているとつい『レアな生物』を探してしまいますが、海草の傍でメバルが上を向いて考え事をしているのを見かけると、何故か安心できるのは私だけでしょうか?

Mebaru

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覗き見してごめんなさい!

 ウミウシの類は雌雄同体の生き物で、体の右側に交接器を持っているため2匹で交接する場合は、互いに頭を逆にしてこの交接器を連絡通路として精子を交換してそれぞれが受精して互いに卵塊を産むことが出来るそうである。

しかし、ごく稀に3匹で交接する場合があるらしい、昨日のミツイラメリウミウシがどうもそれらいいので紹介する。 小さな個体だったので撮影している時は1匹と思っていたが、後から画像を確認したら、2匹? いや裏の方にも角が見えるのでもう1匹いるようである。

そういえば、以前にもアオウミウシの交接シーンを撮影したことがあるのでこちらも紹介する。 こちらは2個体の交接シーンだがウミウシながら赤面するくらい艶めかしいと感じるのは私だけでしょうか・・・

Mitsu Ao

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光る目

先週出かけた真鶴でシマヒメヤマノカミの写真を撮った。

シマヒメヤマノカミは紅白の縞模様が綺麗なのでダイバーに人気である。

早速、私も写真を撮った。 この日は透明度が良かったのでマクロだけでなくワイドにもチャレンジしてみた。

Himahime

紅白の縞模様に青い目がとても綺麗である。 ところが、その目を良く見てみると稲妻が光っているように見える。 

 マクロでも撮ってみた。 やはり、不思議な模様が見える。

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 今年のお正月に潜り初めで行った井田でヒラメを撮った時も目が光っていた。

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しかし、これは明らかにフラッシュ光の反射のように見える。 でも、面白い。

そもそも、私は目玉好きである。 気に入っている目玉をご紹介する。

トラギスの目玉

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オビアナハゼの目玉

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以前の投稿で紹介したガンガゼの目玉

ちなみに、私は目が大きい方なので子供の頃のニックネームは『目玉のマッチャン』だった・・・・

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イソギンチャクを付ける前のソメンヤドカリ

 通常、ソメンヤドカリは大きなイソギンチャクを貝殻の背中に乗せておりすぐ分かるが、黄金崎ビーチで見つけたこいつはイソギンチャクがまだ付いておらず、前に抱えている貝殻に付着している小さなイソギンチャクを自分の背中に付けるつもりらしい。

私が、いたずらで抱えている貝殻を取り上げようとしても絶対放そうとしない。

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 ソメンヤドカリの貝殻の引越しの時は、普通、前の貝殻の大きなイソギンチャクをハサミで上手に引き剥がして、新しい貝殻に貼り付けるが、どういう訳かこいつは小さいのが好みのようだ。

そもそもソメンヤドカリは、なぜイソギンチャクを身に付けるのか?

どうやら共生関係にあるらしい。 

固着生活をするイソギンチャクにとって動き回るヤドカリの背中に乗っていることは餌にありつくチャンスが増えることになる。 一方、ヤドカリの方はイソギンチャクの刺胞毒の力を借りて天敵であるタコから逃れることができる。 

 ハゼとテッポウエビなどと同様共生関係として紹介されることが多いようだ。

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またまたハナガサクラゲ

先週の浮島の海底に沈んだハナガサクラゲに引き続き、昨日の黄金崎ビーチでもハナガサクラゲを発見しました。

傘の周りの蛍光ピンクとグリーン色のものは装飾品みたいで綺麗ですが、チョット毒々しい感じもしますね。

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ハナガサクラゲ

久しぶりにブログをアップしたので、ついでにもう一件。

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5月3日に西伊豆の浮島でダイビングした時の一枚です。

初めて見たのですがもしやハナガサクラゲでは? と写真を撮っておきました。

図鑑で調べてみたらやはりハナガサクラゲでした。

どうやら日中はこのように海底に沈んでいるようです。

毒性は強いようなのでうっかり踏んづけたりして被害にあうことが多いようです。

これは、傘を閉じた状態ですが綺麗な飾りは確認できますね。

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改名してカエルアンコウ

昨日の大瀬崎に可愛いカエルアンコウが居たのでこれに関する話題を一つ。

ダイバーに人気の『イザリウオ』が『カエルアンコウ』に改名され、ダイバーたちも最初は戸惑いながらも徐々に定着されてきたようです。

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何気に使ってきた『イザリ』という言葉ですが、動詞の「いざ(躄)る」の連用形で『ひざや尻を地につけたままで進むこと。膝行(しっこう)/足が不自由で立てない人』の意味があります。

今回の改名については、昨年の秋頃に日本魚類学会が『魚類の差別的和名の改名について』を提案しこのほど承認されたました。

カエルアンコウの他にも改名された魚類がいるのでご紹介しましょう。

メクラウナギ → ヌタウナギ        

メクラアナゴ → アサバホラアナゴ

オシザメ → チヒロザメ    

セムシウナギ → ヤバネウナギ

バカジャコ → リュウキュウキビナゴ    

セムシイタチウオ → セダカイタチウオ

ハダカクチイワシ科のテナシハダカ → ヒレナシトンガリハダカ

セムシカサゴ → ニライカサゴ    

セムシダルマガレイ → オオクチヤリガレイ

人権擁護の立場から今後もこのような差別的和名はなくなってゆくべきで、私達も協力してゆくべきと思います。

今日は、少し真面目な話になってしまいました m(__)m   

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ガンガゼの目玉

先ずはこの画像を見ていただきたい。先週の真鶴の潜水中に撮影したものである。

Medama

ダイバーなら珍しくもないガンガゼであるが、この真ん中に金色に光る丸いものと、その周囲に点在する青い光がいつも気になっていたので、長い棘に注意しながら気になる部分をマクロ撮影してみた。

はじめてこいつを見た時はこの目玉がチョット不気味に感じていた。顔を近づけるとこの目玉にギョロっと睨まれ、あの長い棘をこちらの方に寄せてくるからだ。

その後、ガンガゼカクレエビを探す程度でガンガゼ自体には興味がなくなってきたが、こうして拡大観察すると大変面白い。

ご存知の方も多いと思うが、この目玉のような金色に輝く丸いものはガンガゼの肛門である。周囲にコバルトブルーの青色点が5列、白色点が5個あるようである。

それにしても、何で光ってるんだろう? 

不思議だ・・・・・

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